医学部

やっぱり気になる医学部、ズバリどこが狙い目か?

受験生の皆さんの中には、医学部志望という方も多いと思います。しかし一口に医学部といっても様々な大学があり、志望校を決めるのも一筋縄ではいきません。そこで本記事では、日本全国の医学部を、1.学費2.入試難易度3.医師国家試験合格率の3つの項目で比較していきたいと思います。
なお、本記事のデータは医学部受験マニュアルを参考にしています。

学費

まず、医学部受験を行うにあたって、どうしても気になるのが学費です。国公立大学ではどこもほぼ一律で、他の学部と変わりない学費となっていますが、私立大学だと他学部と比べて高いのが普通です。そこで、私立大学の中で学費が安い大学をランキングにしました。比較のために、国公立大学の学費も掲載します。

国公立医大学費(比較用)

順位 大学名 所在地 学費合計(万円)
-- 国立大学 -- 350
-- 公立大学 -- 350~400程度

私立医大学費(比較用)

順位 大学名 所在地 学費合計(万円)
1 国際医療福祉大学 栃木 1910
2 順天堂大学 東京 2080
3 日本医科大学 東京 2200
4 慶應義塾大学 東京 2206
5 東京慈恵会医科大学 東京 2284
6 自治医科大学 栃木 2306
7 東邦大学 東京 2630
8 関西医科大学 大阪 2814
9 昭和大学 東京 2817
10 東京医科大学 東京 2983
11 藤田医科大学 愛知 3053
12 産業医科大学 福岡 3070
13 大阪医科大学 大阪 3208
14 日本大学 東京 3338
15 東京女子医科大学 東京 3410

意外にも、東京の大学が多くランク入りしました。とはいえ、やはり国公立と比べるとどうしても学費の高さが目立ってしまいますね。国公立を狙える学力があるのであれば、国公立の方がオススメと言えるでしょう。

入試難易度

次に、入試難易度を比較します。ここでのランキングは「入りやすさ」のランキングになるので、偏差値としてはむしろ低い方が上位に来ることになります。

私立医大入りやすさ (2019年度)

順位 大学名 所在地 偏差値
1 川崎医科大学 岡山 61.8
2 埼玉医科大学 埼玉 62.2
2 獨協医科大学 栃木 62.2
4 北里大学 神奈川 63.2
5 金沢医科大学 石川 63.3
5 聖マリアンナ医科大学 神奈川 63.3
7 福岡大学 福岡 63.3
8 岩手医科大学 岩手 63.7
8 東海大学 神奈川 63.7
9 帝京大学 東京 64.0
10 東京女子医科大学 東京 64.3
11 兵庫医科大学 東京 64.3
11 杏林大学 東京 64.3
13 日本大学 東京 64.7
14 藤田医科大学 愛知 64.7
14 愛知医科大学 愛知 64.7

国公立医大入りやすさ(2019年度)

順位 大学名 所在地 偏差値
1 旭川医科大学 北海道 65.3
1 福島県立医科大学 福島 65.3
1 佐賀大学 佐賀 65.3
4 琉球大学 沖縄 65.7
4 島根大学 島根 65.7
4 秋田大学 秋田 65.7
4 山形大学 山形 65.7
8 香川大学 香川 66.0
8 鳥取大学 鳥取 66.0
8 福井大学 福井 66.0
8 高知大学 高知 66.0
12 徳島大学 徳島 66.2
13 鹿児島大学 鹿児島 66.3
14 弘前大学 青森 66.5
15 宮崎大学 宮崎 66.5

このように、国公立では地方の大学が多くなる結果となりました。しかし、私立では首都圏の大学も多くランクインしています。これは首都圏の大学数の多さゆえかもしれません。

医師国家試験合格率

次は医師国家試験合格率の比較です。一般的には大学のレベルが高いほど国家試験の合格率が高い気がしますが、果たして……?

私立医大国家試験合格率(2019年度)

順位 大学名 所在地 合格率(%)
1 自治医科大学 栃木 99.2
2 順天堂大学 東京 98.4
3 東京慈恵会医科大学 東京 97.4
4 聖マリアンナ医科大学 神奈川 96.0
5 杏林大学 東京 95.7
6 慶應義塾大学 東京 94.8
7 兵庫医科大学 兵庫 94.0
8 藤田医科大学 愛知 93.8
9 日本医科大学 東京 93.0
9 北里大学 神奈川 93.0
11 東京医科大学 東京 92.1
12 近畿大学 大阪 92.1
13 大阪医科大学 大阪 91.5
14 東邦大学 佐賀 91.3
15 昭和大学 東京 91.1

国公立医大国家試験合格率(2019年度)

順位 大学名 所在地 合格率(%)
1 横浜市立大学 神奈川 97.7
2 筑波大学 茨城 96.7
3 東京医科歯科大学 東京 96.5
4 愛媛大学 愛媛 95.5
4 金沢大学 石川 95.5
6 浜松医科大学 静岡 95.4
6 札幌医科大学 北海道 95.4
8 滋賀医科大学 滋賀 94.4
9 東北大学 宮城 94.0
10 大阪市立大学 大阪 93.7
11 信州大学 長野 93.4
12 和歌山県立医科大学 和歌山 93.3
13 日本医科大学 東京 93.0
14 千葉大学 千葉 92.8
15 岐阜大学 岐阜 92.5

こうして比較してみると、国公立大学だからといって必ずしも合格率が非常に高いというわけではないということが分かります。

意外にも東京大学の合格率は89.0と、上位には入っていませんでした。その理由として、東大医学部を受験する受験生の中には超難関大に合格することが目標となってしまい、結局医学に興味を持つことができない学生が多く存在する、という理由がささやかれています。また高偏差値の大学を受験する学生は暗記よりも自分で道筋を立てて解を導き出すことが多く、必ずしも暗記が得意とは限らないという説もあります。

総合的に見て狙い目な大学

ここまでランキングを見てきましたが、結局どの大学が狙い目といえるのでしょうか。ここでは筆者の私見も含めて、国公立と私立を分けてそれぞれ発表していきたいと思います。

おすすめの国公立大学

まずは国公立からです。

第1位 愛媛大学

第1位は、国家試験合格率で4位となった愛媛大学です。入りやすさランキングでは惜しくもランク外となってしまいましたが、偏差値66.7と、国公立医学部の中では決して高くない入試難易度となっています。首都圏からは離れてしまいますが、松山市の中心部に近く、アクセスも決して悪くありません。オススメできる大学です。

第2位 秋田大学

秋田大学は国家試験合格率では惜しくもランクインを逃しましたが91.9%と高く、偏差値は65.7とそこまで高くないため、総合的に見て第2位にランクインしました。

第3位 札幌医科大学

札幌医科大学は国家試験合格率95.4%で6位にランクインした大学です。偏差値は67.3と医学部の中では中堅といえる難易度で、狙うには良い大学といえるかもしれません。

おすすめの私立大学

次に、私立でオススメな医学部を発表します。

第1位 藤田医科大学

愛知県と首都圏から少し離れた立地ではありますが、学費11位、入りやすさ14位、国家試験合格率8位と、すべてのランキングにランクインしました。それなりに学費も安く、難易度も高すぎず、国家試験にも合格できる、いわば最もバランスよくコスパの良い私立大学といえるでしょう。

第2位 日本大学

第2位は日本有数のマンモス大学、日本大学です。学費14位、入りやすさ13位と、医学部の中では手を出しやすい大学となっています。医師国家試験合格率は84.6%と少々低いですが、入学後にしっかりと努力を怠らなければ問題にはならないでしょう。

第3位 東京女子医科大学

東京女子医科大学は女子大なので男子は入学できませんが、東京に位置しており、なおかつ学費15位、入りやすさ10位と、コスパの良い大学となっています。医師国家試験合格率でも89.3%と全体の平均(89.0%)を上回っており、優秀な学生が多く在籍していることが伺えます。

意外な結果に思われる方もいるかもしれませんが、それだけに穴場を発掘することができたのではないかと思います。

本記事で紹介した以外にも、魅力的な大学は色々あります。ぜひこの機会にご自身でも調べてみてはいかがでしょうか。

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